2way Paradise Jungle Harness

2way Paradise Jungle Harness

日本の国土の三分の二程度は森林である、ということを皆様はなんとなく学校やテレビなどで知っているかと思います。つまり、日本を防衛する陸上自衛隊は森林中で作戦行動をとる可能性が高いということです。もちろん、水際防衛戦略や西部方面の上陸阻止などもあるでしょうから一概にはそう言うことはできないと思いますが、少なくとも演習場は森林を多量にはらんだ山中であることがほとんどです。

そのような状況下では、防弾チョッキの普及率が非常に高い米軍においても、昔ながらのウェビングキットを選ぶことがあるようですし、各種装備品メーカーからもラインナップにサスペンダー(ハーネス)とベルトから構成されるジャングルキットが入っていることが多いように感じます。
そして、在日米軍においても見られるように、ジャングル潜入の訓練が行われています。北部演習場における在日海兵隊の訓練が著名です。

市街地戦闘時と森林/熱帯雨林戦闘時の大きな違いとしては、視界の有無や武器の取り回しの難度、足場の性質、そして付着する塵芥の性質などでしょうか。
角を曲がったら突然敵が現れる可能性がある市街地と、敵が見えにくい状況で生き残らなければならない森林だと、そもそもマガジンポーチの形状から変える必要があるということは、日頃テレビやゲームでしかミリタリーに触れない方もお分かりいただけるかと思います。

今回開発した2way Paradise Jungle Harnessは、それらの前提を意識し、ある程度のストーリーを考えたうえで開発しました。

森林での行動中は、ジャングルハーネスとして利用します。藪こぎをしたり、泥濘地にはまったりする森林中では、弾倉に泥や枝葉が入り込むことを防がなければなりません。また、管轄地域から離れてパトロールする際には食料や衣類を多めに持ち運ぶためのパックを装着し、全体的に湿度も高いので上半身の通気性を確保し、非戦闘損耗を極力減らす必要があると考えます。

森林から市街地にフィールドが移る前に装備の組み換えをします。背嚢に頼ることができるなら、装備品から背嚢に無駄な荷物を写し、背嚢は車両に載せて運べるかもしれません。防弾チョッキやプレートキャリアを装着し、これまでジャングルハーネスとして運用していた装備品をチェストリグに変形させることでより生存率が上がるかもしれません。

このようなストーリーを組み立て、2PJHは開発されました。

なお、当製品は千葉県山武市にありますサバゲーパラダイスのスタッフウィズさんのご提案のもと、ウィズさん用の装備品として開発する形で進行しました。
ウィズさんをはじめ、各所ご協力いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。

トップ画像は、開発中のプロトタイプの画像です。完成品についてはサバパラスタッフウィズさんがお持ちですので、お立ち寄りの際には見せてもらってください。どのように仕様変更されたのか、わかるかと思います。

当サイトでのリリース開始は、12月30日からです。ぜひ、あなたの装備品の選択肢に加えていただければと思います。

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