ニュース

ウクライナ軍外人部隊“忍者部隊”との公式パートナーについて
みなさんこんにちは。 本日は非常に大きなニュースがあります。 この度、StageHand Tacticalは、香川県のミリタリーショップキャンプビッキー様と提携関係を結び、ウクライナ軍外人部隊”忍者部隊”及び”河童部隊”への支援活動を主体とした「公式パートナー」になることになりました! 公式パートナーとしての活動は、主にキャンプビッキー様オリジナルギア部門で受注した忍者部隊特注仕様でのタクティカルギアの増産支援を行うことになります。 また、ギアの仕様に関してはキャンプビッキー様、及び忍者部隊広報担当のヤポーシュカ様との会議で決定しますが、その中で開発や縫製に携わる私ならではの逸話や開発秘話などの広報をお手伝いすることもあります。 詳しくはこちらで説明しすぎるとリアルタイムに情報が更新できませんので、当方Twitterアカウント、もしくはキャンプビッキー様、忍者部隊公式アカウントをご参照ください。
ウクライナ軍外人部隊“忍者部隊”との公式パートナーについて
みなさんこんにちは。 本日は非常に大きなニュースがあります。 この度、StageHand Tacticalは、香川県のミリタリーショップキャンプビッキー様と提携関係を結び、ウクライナ軍外人部隊”忍者部隊”及び”河童部隊”への支援活動を主体とした「公式パートナー」になることになりました! 公式パートナーとしての活動は、主にキャンプビッキー様オリジナルギア部門で受注した忍者部隊特注仕様でのタクティカルギアの増産支援を行うことになります。 また、ギアの仕様に関してはキャンプビッキー様、及び忍者部隊広報担当のヤポーシュカ様との会議で決定しますが、その中で開発や縫製に携わる私ならではの逸話や開発秘話などの広報をお手伝いすることもあります。 詳しくはこちらで説明しすぎるとリアルタイムに情報が更新できませんので、当方Twitterアカウント、もしくはキャンプビッキー様、忍者部隊公式アカウントをご参照ください。

初めて受注生産体制を取ります
みなさんこんにちは。 代表が友人から依頼され、トントンと物凄い速さで話が進み、「MP5/MP7 Concealed Carry Bandolier」として産声をあげることになるバンダリアが、9/12(月)0時より受注生産の予約を開始します! 写真協力 友人ぱぴ氏 お値段は8,990円、MCBKとMCカラーを各10着限定で予約をお受けします。納期1~2ヶ月程度、できたら発送をいたします。 またこちらも大きな予告なのですが、Twitterでアンケートを取っておりましたが、10月上旬から販売方式を一部変更します。 具体的には、今まで基本的に代表が作りたいものをまず最初に「陸自迷彩」で作る傾向にあり、MGPSなどはラインナップがバラバラでお客様に手に取っていただきづらい状況にありました。 そこで、基本取扱色を決め、そのカラーのポーチを注文が入ったあとで作り始めるという体制に変更することにしました。 とはいえ、よく売れておりますマグポーチなどはある程度の在庫を持つ予定です。 取扱色、生地の種類は今後アナウンスさせていただきます。変更日程はまだ未定ですが、当日はサイトのメンテナンスで閉鎖させる予定です。 今後も、StageHand Tacticalをよろしくお願いいたします!
初めて受注生産体制を取ります
みなさんこんにちは。 代表が友人から依頼され、トントンと物凄い速さで話が進み、「MP5/MP7 Concealed Carry Bandolier」として産声をあげることになるバンダリアが、9/12(月)0時より受注生産の予約を開始します! 写真協力 友人ぱぴ氏 お値段は8,990円、MCBKとMCカラーを各10着限定で予約をお受けします。納期1~2ヶ月程度、できたら発送をいたします。 またこちらも大きな予告なのですが、Twitterでアンケートを取っておりましたが、10月上旬から販売方式を一部変更します。 具体的には、今まで基本的に代表が作りたいものをまず最初に「陸自迷彩」で作る傾向にあり、MGPSなどはラインナップがバラバラでお客様に手に取っていただきづらい状況にありました。 そこで、基本取扱色を決め、そのカラーのポーチを注文が入ったあとで作り始めるという体制に変更することにしました。 とはいえ、よく売れておりますマグポーチなどはある程度の在庫を持つ予定です。 取扱色、生地の種類は今後アナウンスさせていただきます。変更日程はまだ未定ですが、当日はサイトのメンテナンスで閉鎖させる予定です。 今後も、StageHand Tacticalをよろしくお願いいたします!

2022.9.1 New Arrival
涼しくなったりまた酷暑が戻ってきたり、台風が鋭角気味にカーブしたり、令和は本当に忙しいですね。 今日は、既製品のモジュラーハンガーGPポーチの新色追加です。 以前より、マルチカムで作ってくださいというお声を頂戴しておりましたので、作り手としても「まあ確かに現代の主要迷彩柄といえるマルチカムを無視するわけにいかんだろう」と判断し、作成を決めました。 一部仕様変更もしましたので、是非手に取っていただければと思います。サイズ感として、かなり使いやすい大きさなのではないかと思っております。 さて、散々引っ張ってきたコラムのコーナーです。 前回は、ポーチの背面構造には何があるのか?というテーマで3種類の方式を紹介いたしました。PT方式、スナップボタン方式、MALICE Clip方式の3種類です。今回は、一つ目のPT方式にもう一歩踏み込んで紹介できればと思います。 まず前提として、「PT方式」と呼んでいるのはSHT代表の私だけです。前回述べたとおりですが、Plug in the Tagを縮めてPTと呼んでいるだけでございます。そのため、例えばパラクレイトのポーチを友達に紹介するときに、「この背面の構造はPT方式って言ってさ」みたいな紹介はしないことをお勧めします。私がこのブログで紹介するためだけに作った造語です。 PT方式を採用している代表的なメーカーはParacleteです。1インチではない独特な太さのウェビングを二つ折りにして接続用プラグを作り、MOLLE配置した生地に差し込んで固定をする、といった方式です。Paracleteのもう一つの特徴として、プラグに引手がついている、というところです。これがなかなか曲者でして、「邪魔だ」という意見が多いのではないかと思われます。ただし、その引手をつかった工夫がある、というのは注目すべき点です。いわく、ミディアムGPポーチの外側プラグの引手部分にサスペンダーを通し、結束バンドなどで更に固定することである種のチェストポーチとして使う、ということです。画像がないとわかりにくいですね・・・。 また、LBTはスナップボタン方式も併用されているようですが、大型のポーチにはPT方式を採用することがあるようです。LBTでは、差し込む部分にいれている芯材を完全に覆っていません。ウェビングに芯材を縫い付けている、という言い方で伝わるでしょうか。 Paracleteではウェビングで芯材を覆ってしまっていますが、LBTは縫い付けているだけです。 また、最近人気のTYRやTAGなどもPT方式と言えるでしょう。Paracleteのような薄手のウェビングで引手を作らず、プラグに使われているウェビングを折りたたんで引手として使われています。 BFGのヘリウムウィスパー構造については、よく似ていますが「固定している要素が違うから別」です。ヘリウムウィスパー方式は、実際のところベルクロでの固定です。レーザーカットで切り出されたラミネート生地プラグに、ベルクロを貼り付けていますよね。PT方式は、プラグに芯材を仕込んでいることで、その芯材と、生地あるいはウェビングとの間にてこの関係がうまれます。ポーチの前後移動に対して、てこの力で抵抗しているということですね。 PT方式に似た固定方法は、ポーチの背面だけではなく今も様々な製品に採用されています。このコラムを見ている方も、探してみてはいかがでしょうか? ちなみに、代表が最近知ったPT方式で感心したのは、Ferro Conceptのバックパネルの上下についている固定用の爪でした。
2022.9.1 New Arrival
涼しくなったりまた酷暑が戻ってきたり、台風が鋭角気味にカーブしたり、令和は本当に忙しいですね。 今日は、既製品のモジュラーハンガーGPポーチの新色追加です。 以前より、マルチカムで作ってくださいというお声を頂戴しておりましたので、作り手としても「まあ確かに現代の主要迷彩柄といえるマルチカムを無視するわけにいかんだろう」と判断し、作成を決めました。 一部仕様変更もしましたので、是非手に取っていただければと思います。サイズ感として、かなり使いやすい大きさなのではないかと思っております。 さて、散々引っ張ってきたコラムのコーナーです。 前回は、ポーチの背面構造には何があるのか?というテーマで3種類の方式を紹介いたしました。PT方式、スナップボタン方式、MALICE Clip方式の3種類です。今回は、一つ目のPT方式にもう一歩踏み込んで紹介できればと思います。 まず前提として、「PT方式」と呼んでいるのはSHT代表の私だけです。前回述べたとおりですが、Plug in the Tagを縮めてPTと呼んでいるだけでございます。そのため、例えばパラクレイトのポーチを友達に紹介するときに、「この背面の構造はPT方式って言ってさ」みたいな紹介はしないことをお勧めします。私がこのブログで紹介するためだけに作った造語です。 PT方式を採用している代表的なメーカーはParacleteです。1インチではない独特な太さのウェビングを二つ折りにして接続用プラグを作り、MOLLE配置した生地に差し込んで固定をする、といった方式です。Paracleteのもう一つの特徴として、プラグに引手がついている、というところです。これがなかなか曲者でして、「邪魔だ」という意見が多いのではないかと思われます。ただし、その引手をつかった工夫がある、というのは注目すべき点です。いわく、ミディアムGPポーチの外側プラグの引手部分にサスペンダーを通し、結束バンドなどで更に固定することである種のチェストポーチとして使う、ということです。画像がないとわかりにくいですね・・・。 また、LBTはスナップボタン方式も併用されているようですが、大型のポーチにはPT方式を採用することがあるようです。LBTでは、差し込む部分にいれている芯材を完全に覆っていません。ウェビングに芯材を縫い付けている、という言い方で伝わるでしょうか。 Paracleteではウェビングで芯材を覆ってしまっていますが、LBTは縫い付けているだけです。 また、最近人気のTYRやTAGなどもPT方式と言えるでしょう。Paracleteのような薄手のウェビングで引手を作らず、プラグに使われているウェビングを折りたたんで引手として使われています。 BFGのヘリウムウィスパー構造については、よく似ていますが「固定している要素が違うから別」です。ヘリウムウィスパー方式は、実際のところベルクロでの固定です。レーザーカットで切り出されたラミネート生地プラグに、ベルクロを貼り付けていますよね。PT方式は、プラグに芯材を仕込んでいることで、その芯材と、生地あるいはウェビングとの間にてこの関係がうまれます。ポーチの前後移動に対して、てこの力で抵抗しているということですね。 PT方式に似た固定方法は、ポーチの背面だけではなく今も様々な製品に採用されています。このコラムを見ている方も、探してみてはいかがでしょうか? ちなみに、代表が最近知ったPT方式で感心したのは、Ferro Conceptのバックパネルの上下についている固定用の爪でした。

2022.8.26 New Arrival
みなさんこんにちは。 多忙が続き、新しく製品を開発製造できずにおりましたが、ようやく新商品を追加することができました。 水筒覆い兼用多目的ポーチです。多目的ポーチ大好きな代表ですが、物を手に持って運ぶことがストレスに感じるという性格のせいなのかもしれません・・・。 さて、今日はもう一つお知らせがあります。 Modular GP Systemのポーチ類を、9月末まで若干お値引きセールを行うことにしました! ハンガーポーチ、スモールポーチは500円引き!ミディアムポーチについては思い切って1500円引きです!この機会に是非ご利用ください。 なお、9月末の更新で、インナーアクセサリーのバラ売りを一部セット販売に変える予定です。そのタイミングで昨今の部材価格高騰のため、値段を改定することになるかもしれません。非常に悔しいですが、是非今のうちにご利用いただければと思います。 コラムはまた次回に引っ張ります。ごめんなさい!
2022.8.26 New Arrival
みなさんこんにちは。 多忙が続き、新しく製品を開発製造できずにおりましたが、ようやく新商品を追加することができました。 水筒覆い兼用多目的ポーチです。多目的ポーチ大好きな代表ですが、物を手に持って運ぶことがストレスに感じるという性格のせいなのかもしれません・・・。 さて、今日はもう一つお知らせがあります。 Modular GP Systemのポーチ類を、9月末まで若干お値引きセールを行うことにしました! ハンガーポーチ、スモールポーチは500円引き!ミディアムポーチについては思い切って1500円引きです!この機会に是非ご利用ください。 なお、9月末の更新で、インナーアクセサリーのバラ売りを一部セット販売に変える予定です。そのタイミングで昨今の部材価格高騰のため、値段を改定することになるかもしれません。非常に悔しいですが、是非今のうちにご利用いただければと思います。 コラムはまた次回に引っ張ります。ごめんなさい!
2022.08.05 New Arrival
気を抜くとあの世が見えるような暑さのなか、急に冷房無しでも過ごせるほど涼しくなったりして、体調に影響が出そうですね。みなさま息災でしょうか。 少し依頼品などで忙しく、新入荷品を製造できずにおります。申し訳ございません。時間を見つけて、さっさと売り切れてしまったガスマスクバッグを補充できましたので、お待ちいただいた皆様は是非ご利用くださいませ! ちなみに、ガスマスクバッグのディスプレイ用に使用していたガスマスクは、前は中国製タイ王国放出品のマイナーなガスマスクを使っておりましたが、観念して米国のM50ガスマスクを導入しました。本邦の18式個防装でもそうですが、目ガラス(視野を確保するためのレンズのこと)が1枚になっているのは凄いですね。両目用に2枚になっているものに比べて、圧迫感なく装着できている気がします。 さて、前回からはじめたコラムですが、第2回をやっている余裕があまりないので、申し訳ありませんが次回にさせていただきます。お楽しみに。
2022.08.05 New Arrival
気を抜くとあの世が見えるような暑さのなか、急に冷房無しでも過ごせるほど涼しくなったりして、体調に影響が出そうですね。みなさま息災でしょうか。 少し依頼品などで忙しく、新入荷品を製造できずにおります。申し訳ございません。時間を見つけて、さっさと売り切れてしまったガスマスクバッグを補充できましたので、お待ちいただいた皆様は是非ご利用くださいませ! ちなみに、ガスマスクバッグのディスプレイ用に使用していたガスマスクは、前は中国製タイ王国放出品のマイナーなガスマスクを使っておりましたが、観念して米国のM50ガスマスクを導入しました。本邦の18式個防装でもそうですが、目ガラス(視野を確保するためのレンズのこと)が1枚になっているのは凄いですね。両目用に2枚になっているものに比べて、圧迫感なく装着できている気がします。 さて、前回からはじめたコラムですが、第2回をやっている余裕があまりないので、申し訳ありませんが次回にさせていただきます。お楽しみに。

2022.07.20 New Arrival
本日追加しましたのは、昔ながらのパラクレイト・DBTを彷彿とさせるスタイルのガスマスクバッグに、陸上自衛隊の防護マスクのような携行方式を融合させたモデル、多種携行方式防護マスクバッグです。 一目見て「ガスマスクが入っている」とわかる大きさのバッグに、ミルスペック部材であるDリングをとりつけ、さらに肩紐・腰ベルトを付属させました。 これを、アメリカ製ギアを自衛隊に近づけた、とみるか。それとも、自衛隊の防護マスクケースを防弾チョッキに直付けできるようにした、とみるか。手に取る方のさじ加減かもしれませんね。 さて、このコラムについて、いつもはしょうもない話をしておりますが、本来タクティカルギアを購入して使用しているだけだった私がタクティカルギアを生み出す立場となったことを踏まえまして、少しずつギア作成に関することもお話できたらと思います。 本日は、ポーチをキャリアーに取り付ける「背面接続方式」のお話。 当店では、ポーチ類は基本的に、パラクレイトやTAGが採用している方式を採用しております。ウェビングに硬質樹脂の芯を縫い付けるだけですが、比較的強固にポーチを取り付けることができます。 この経済性と利便性が採用のポイントになりました。便宜的に、メーカーの頭文字を拝借し、あるいはPlug in the Tag(タグを差し込む)を縮めてPT方式と呼ぶことにしましょう。 当店で施工可能な方式として、もう一つスナップボタンを利用した方式があります。EAGLEやLBTが採用しています。こちらの利点としては、スナップボタン自体日本人にも広く普及しているため、タクティカルギアに慣れていない人でもなんとなく使い方がわかる、というものがあります。 スナップボタンは、米軍でもNASM27980F、MIL-DTL-10884Hなどの番号を得て、しっかりと規格化されています。当然ですが、全文英語ですが、読むと概ね理解することができるでしょう。当店でもシンプルにスナップボタン方式と呼びます。 また、イレギュラーかつ賛否両論あるのは、Tactical Taylor社が製造しているMALICE Clip方式です。工具を使わないと爪がはがれそうになるとか、着脱が鬼のように面倒だ、とか様々なご意見あるようですが、私はそれなりに利点があるのではないかな、と思っております。 まず、樹脂パーツなので手入れが楽です。ポーチからクリップを引き抜いてしまえば、濡れタオルで拭ったり使い捨て歯ブラシなどでこすれば元通り綺麗になるほか、例えばMALICE Clipだけを単体で所持しておくと緊急的な補修具として使うこともできるでしょう。ポーチ背面の接続用ベルトが切れてしまったPT方式のポーチも、MALICE Clipで安価によみがえらせることができます。 賛否両論ある方式ですが、Crye Precision 330Dシリーズでも、Horizontalポーチに使用されていたりするので、決して悪手ではないのだと考えています。 次回は、PT方式の詳細をご紹介する予定です。
2022.07.20 New Arrival
本日追加しましたのは、昔ながらのパラクレイト・DBTを彷彿とさせるスタイルのガスマスクバッグに、陸上自衛隊の防護マスクのような携行方式を融合させたモデル、多種携行方式防護マスクバッグです。 一目見て「ガスマスクが入っている」とわかる大きさのバッグに、ミルスペック部材であるDリングをとりつけ、さらに肩紐・腰ベルトを付属させました。 これを、アメリカ製ギアを自衛隊に近づけた、とみるか。それとも、自衛隊の防護マスクケースを防弾チョッキに直付けできるようにした、とみるか。手に取る方のさじ加減かもしれませんね。 さて、このコラムについて、いつもはしょうもない話をしておりますが、本来タクティカルギアを購入して使用しているだけだった私がタクティカルギアを生み出す立場となったことを踏まえまして、少しずつギア作成に関することもお話できたらと思います。 本日は、ポーチをキャリアーに取り付ける「背面接続方式」のお話。 当店では、ポーチ類は基本的に、パラクレイトやTAGが採用している方式を採用しております。ウェビングに硬質樹脂の芯を縫い付けるだけですが、比較的強固にポーチを取り付けることができます。 この経済性と利便性が採用のポイントになりました。便宜的に、メーカーの頭文字を拝借し、あるいはPlug in the Tag(タグを差し込む)を縮めてPT方式と呼ぶことにしましょう。 当店で施工可能な方式として、もう一つスナップボタンを利用した方式があります。EAGLEやLBTが採用しています。こちらの利点としては、スナップボタン自体日本人にも広く普及しているため、タクティカルギアに慣れていない人でもなんとなく使い方がわかる、というものがあります。 スナップボタンは、米軍でもNASM27980F、MIL-DTL-10884Hなどの番号を得て、しっかりと規格化されています。当然ですが、全文英語ですが、読むと概ね理解することができるでしょう。当店でもシンプルにスナップボタン方式と呼びます。 また、イレギュラーかつ賛否両論あるのは、Tactical Taylor社が製造しているMALICE Clip方式です。工具を使わないと爪がはがれそうになるとか、着脱が鬼のように面倒だ、とか様々なご意見あるようですが、私はそれなりに利点があるのではないかな、と思っております。 まず、樹脂パーツなので手入れが楽です。ポーチからクリップを引き抜いてしまえば、濡れタオルで拭ったり使い捨て歯ブラシなどでこすれば元通り綺麗になるほか、例えばMALICE Clipだけを単体で所持しておくと緊急的な補修具として使うこともできるでしょう。ポーチ背面の接続用ベルトが切れてしまったPT方式のポーチも、MALICE Clipで安価によみがえらせることができます。 賛否両論ある方式ですが、Crye Precision 330Dシリーズでも、Horizontalポーチに使用されていたりするので、決して悪手ではないのだと考えています。 次回は、PT方式の詳細をご紹介する予定です。